スピーカーユニットメモ ~AKAI(アカイ) HT-87 (FOSTER 016N17(?))~

AKAI(アカイ) HT-87 (FOSTER 016N17(?)) 販売価格(ペア):5,000円程度(生産終了品)

仕様
形式:ホーン型ツィーター
インピーダンス:8Ω
入力:20w
マグネットサイズ(実測):φ60×10mm
取付け穴(実測):約φ67mm
総重量(実測):525g
※(実測)と記載があるものは、私が実際に測っています。

所感
15年以上前に秋葉原のコイズミ無線(ラジオストア店)で購入したホーン型のツィーターユニットです。

このツィーターは、当時使用していたFOSTEX FE167(16cmフルレンジ)を使ったバスレフ型スピーカーシステムの高域補正用途で購入したものです。その頃はスピーカー工作を始めたばかりで、ツィーターユニットを選ぶ時に注目すべきポイントがよく分かっておらず、コイズミ無線の店員さんに色々と質問をしながら選んだ記憶があります。

なにしろ15年以上前の話なので記憶があやふやになってしまっていますが、ペア価格で5,000円程度で購入したと思います。取扱説明書、仕様書などは付属していなかったと思います(ネジとワッシャーは付属していました。)。

記事を書くためにインターネットでこのツィーターについて情報がないか調べてみたのですが、かなり前に生産終了している製品のためか、公式情報は入手できませんでした。そのため、詳細は不明です。


以下、製品写真を掲載します。

AKAI(アカイ)HT-87 正面
AKAI(アカイ)HT-87 正面

フレーム、ホーン、イコライザともアルミダイカスト製のようです。しっかりしたつくりになっており、手で持つとずっしりとしています。


AKAI(アカイ)HT-87 側面
AKAI(アカイ)HT-87 側面

フレームは3mm程度の厚さがあり、しっかりとしています。アルミダイカスト製のずん胴型バックキャビティが付いています(密閉型)。写真の黒い付着物は汚れ(ブチルゴムテープ)です。


AKAI(アカイ)HT-87 背面
AKAI(アカイ)HT-87 背面

マグネットサイズはφ60×10mm。

マグネット裏側のプレートには、
AKAI
HT-87
8Ω 20W
JAPAN
と記載されています。

また、フレーム裏面には1632(シリアル番号?)と記載されています。


AKAI(アカイ)HT-87 端子部
AKAI(アカイ)HT-87 端子部

ずん胴型のバックキャビティに付けたられた赤丸印がプラス側の端子です。現在もメインで使用しているツィーターユニットなので、かなり見た目が汚い(汗)配線がされています。


ここからは、周波数特性を掲載します。仕様書等の公式測定値がないため、私が実際に測定した結果のみを掲載します。

使用ソフトウェア:
多機能 高精度 テスト信号発生ソフト WaveGene V1.40 efu氏
高速リアルタイム スペクトラムアナライザー WaveSpectra V1.40 efu氏
コンデンサー容量:3.9μF
カットオフ周波数:約5kHz(-6dB/oct)
マイク位置:ユニット軸上1m

AKAI(アカイ)HT-87 周波数特性(サインスイープ)

AKAI(アカイ)HT-87 周波数特性(ピンクノイズ)
上段:サインスイープ(100~20kHz)、下段:ピンクノイズ です。どちらの測定結果も1kHz以下はノイズです。無視してください。

どちらも、6kHz以上がフラットでよい特性です。

測定ではカットオフ周波数5kHz(-6dB/oct)のハイパスフィルタを入れているのですが、このツィーターは2.5kHz付近(?)にf0があるようで、f0によるインピーダンスの上昇でハイパスフィルタの効きが悪くなっているようです。そのため、測定では2.5kHz付近まで伸びています。


音質の傾向など
このホーン型ツィーターは、私の部屋のメインスピーカー(FOSTEX FE208EΣを使用した共鳴管方式)の高域補正用として、今でも活躍しています。これはオーディオ評論家 長岡鉄男氏が設計したハイカノンという共鳴管型スピーカーを私が独自に改悪(笑)したものです。なので、共鳴管の断面積はオリジナルのハイカノンとは異なっています。

共鳴管型スピーカー(AKAI HT-87 + FOSTEX FE208EΣ)アップ
共鳴管型スピーカー(その1)

共鳴管型スピーカー(AKAI HT-87 + FOSTEX FE208EΣ)全体
共鳴管型スピーカー(その2)


以前こちらの記事で紹介した少々癖のある音のTechnics EAS-5HH10とは異なり、癖が少なく爽やかな聴きやすい音なので、能率高めのフルレンジユニットの高域補正にはいいのではないかと思います。

私はユニット裏側の印刷を信じて、ずっとAKAI製のユニットだと思っていたのですが、Yahoo!オークションでフォステクス(FOSTEX)関連製品の出品を眺めていたら、そっくりな製品を見つけちゃったんですよ。それがFOSTER 016N17というホーン型ツィーターです。

フォスター電機株式会社(FOSTER)はFOSTEXの関連会社ですが、なるほど、このツィーターはFOSTEXの現行製品のホーン型ツィーターFT17Hに形が似てますね。実質FT17Hの先代の製品ということになるんでしょうか?。FOSTERは主にスピーカーのOEM製品を製造している会社のようなので、AKAI向けのOEM製品が小売店に流れたということなのでしょうか?。

まあ、私は業界人ではないので真相は想像の域を出ませんが、音質的にはFOSTEX FE208EΣとの組み合わせに合っており、そのため、前述したように共鳴管型スピーカーの高域補正に使っています。ただし、能率的には合っているとはいえない(FE208EΣの方が能率が高い)のでベストマッチとはいえません。

共鳴管型スピーカー(AKAI HT-87 + FOSTEX FE208EΣ)の周波数特性を掲載します。
コンデンサー容量:3.9μF
カットオフ周波数:約5kHz(-6dB/oct)
マイク位置:ユニット軸上1m
入力信号:サインスイープ20Hz~20kHz

正相接続
AKAI(アカイ)HT-87+FE208EΣ周波数特性(サインスイープ 正相)

逆相接続
AKAI(アカイ)HT-87+FE208EΣ周波数特性(サインスイープ 逆相)

FE208EΣの公証出力音圧レベル97dBとなっていますが、これは中域での平均値であり、高域では100dBくらいになる帯域もあります。上に掲載した周波数特性をご覧になると分かりますが、高域にかけてなだらかにレベルダウンしています。これは軸上正面1mでの測定結果なので、実際の視聴では3mくらい離れますし、ホーン型ツィーターは能率は高いですが指向性はドーム型のように良くはないので、リスニングポイントではもっとレベルダウンしているはずです。

そんな訳でFE208EΣよりも、少し能率の低いフルレンジユニット(高域が95dB~98dBくらい)とアッテネーターなし、フィルムコンデンサ1つで組み合わせるのが良いと思います。

アッテネーターを使えば能率の低いユニットとの組み合わせも可能ですが、スーパーツィーター的なユニットであり、低い方の再生限界が5kHz辺りまでと思われるので、マルチウェイで使う場合でも2Wayではなく、3Wayとしてスコーカー(ミッドレンジ)を入れるほうが安全だと思います。

今から中古で手に入れる価値があるのか?というと、無理して中古を探すより、FT17Hが新品で入手できますからそれを買えばいいでは?と思います。ただし、FT17Hはホーンが合成樹脂製だったと思うので、完全なアルミダイカスト製のAKAI HT-87(FOSTER 016N17)にも魅力があるのは事実です。




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