代替スピーカーエッジ作成方法 考察・検証メモ #3

前回の記事で作成した代替エッジを、10年以上使用して老朽化した FOSTEX(フォステクス) のフルレンジユニット FE87のエッジと交換してみます。




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代替スピーカーエッジ作成方法 考察・検証メモ




劣化エッジの除去


用意したもの:FOSTEX FE87(2個)・はくり剤・刷毛
用意したもの:FOSTEX FE87(2個)・はくり剤・刷毛

今回も「天然オレンジのはくり剤」を使って、劣化したエッジの除去を行います。


天然オレンジのはくり剤
天然オレンジのはくり剤


作業中の写真を撮り忘れてしましたが、刷毛にはくり剤をしみこませて、エッジが接着剤で貼り付けられている部分(フレームのガスケット付近、コーン外周)に塗布します。

このユニットの場合、エッジがコーンの裏側に接着されているので、本来ならば裏側からはくり剤を塗布すべきなのですが、フレーム裏面の開口部が狭いため刷毛がうまく届かず、あきらめて表側から塗りました。

はくり剤を塗布したら、40~50分放置します。



ガスケット取り外しの様子
ガスケット取り外しの様子

十分に時間が経過していれば、エッジを固定していた接着剤が軟化していますので、先ずは、ガスケットからはがして行きます。ガスケットとフレームの間に細めのマイナスドライバーを差し込み、少しずつはがして行きます。



ガスケット取り外し後の様子
ガスケット取り外し後の様子

ガスケットをはがした様子です。このガスケットは再利用する予定なので取っておきます。



エッジ取り外しの様子
エッジ取り外しの様子

次にエッジをはがします。

このユニットでは前述のとおり、エッジの貼り付け位置がフレーム側は表側ですが、コーン側は裏側になっています。

フレーム側に接着されている部分の引きはがしは比較的容易なのですが、コーン側ははくり剤がしみこんでいるためコーン紙がやわらかくなっているので、コーン紙を傷つけないようにマイナスドライバーを使って慎重にはがして行きます。



ガスケット、エッジ取り外し後の様子
ガスケット、エッジ取り外し後の様子

ガスケットとエッジをはがし終わった様子です。

実は、はくり剤を塗布した後の放置時間を少し短め(30分くらい)にしてしまったため、一部接着剤が軟化していなかったようで、きれいにはがせませんでした・・・(汗)。



フレーム部の接着剤を取り除く
フレーム部の接着剤を取り除く

フレームにこびりついていた残りの接着剤をマイナスドライバーを使って削り取った様子です。



代替エッジの取り付け


フレームに接着剤を塗布した様子
フレームに接着剤を塗布した様子

先ず、フレーム側に接着剤を塗布しました。使用した接着剤は「セメダイン スーパーX クリア」です。


セメダイン スーパーX クリア
セメダイン スーパーX クリア




エッジをフレームに貼り付けた様子
エッジをフレームに貼り付けた様子

先にエッジ内側をコーンの下にもぐり込ませ、外側はフレームの溝に合わせながら、ユニットの外周を一周するように接着剤塗布面にマイナスドライバーの先端を使って押し付けて行きました。



エッジをフレームに貼り付けた様子(左:やわらかめエッジ、右:硬めエッジ)

左:ダンプ剤を薄めに塗ったエッジ(やわらかめエッジ)、右:ダンプ剤を厚めに塗ったエッジ(硬めエッジ)。

やわらかめエッジの方は、エッジ外側をフレームに接着剤で貼り付けてしまい、接着剤硬化後に内側をコーン下にもぐり込ませることができるかどうか試してみたのですが・・・、やっぱり事前にやっておかないとダメでした・・・(汗)。

口径の大きいユニットの場合、コーン面積が広いですし、そのためエッジも長くなるので、エッジ取り付け時にエッジを引っ張ったり、コーンを軽く曲げるたりすることができるため、後からでももぐり込ませることが可能なのですが、小口径のユニットの場合は無理ですね・・・。



ガスケットの取り付けができなくなってしまった・・・

FE87のオリジナルエッジではロール部分が下向きになっていました。代替エッジでは、取り付けやすさを優先したためロール部分を上向きにしました。

しかし、それが原因でせっかく再利用しようとしていたガスケットが、取り付け不可能になってしまいました・・・(汗々)。



エッジとコーンを貼り付けた様子
エッジとコーンを貼り付けた様子

コーン側も接着剤で固定して乾燥した後の様子です。

コーン側の接着剤の塗布は、マイナスドライバーの先端を利用して行いました。接着剤に付属していたヘラではサイズが大きくてコーンとエッジの隙間に入りませんでした。

しかし、見た目が汚い・・・(汗)。今回は、エッジ作成の実験をすることが目的なので、フレームに付着したり、はみ出したりしている接着剤の除去は行いませんが、本気で修理したいユニットでは何か対策が必要ですね・・・。

本来のスピーカーユニットの組み立て手順は、エッジ取り付け -> コーン取り付け、という順番になると思うので、それが逆になっているため難易度が少し上がっているとはいえ、一定の品質を保ちつつ、迅速に組み立てられるようになるには練習が必要ですね。



次回は、周波数特性、インピーダンス特性の測定を行い、オリジナルのFE87の特性と比較してみたいと思います。

次回に続く・・・ -> その4

天然オレンジのはくり剤セメダイン
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ニトムズ
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