スピーカーユニットメモ ~フルレンジユニット 北日本音響株式会社 F02406H0~

フルレンジユニット 北日本音響株式会社 F02406H0



北日本音響(株) F02406H0
北日本音響(株) F02406H0




仕様
  • 口径:6cm
  • 形式:コーン型フルレンジ
  • 公証インピーダンス:8Ω
  • 定格入力:10W
  • 実効振動半径(a):2.3cm(実測)
  • 最低共振周波数(f0):223Hz(実測)
  • 再生周波数帯域:f0~20kHz(実測)
  • マグネット径:50φ×8tmm(実測)
  • 総重量:172g(実測)
  • バッフル穴径(外付け):約54φ~55φmm 端子部要ザグリ加工(実測)
  • 備考:スピーカーケーブル(約22cm)、ピンヘッダ端子付き。取付けネジは付属していません。
※実測と記述があるものは、私が実際に測定した値です。今回は公式スペックシートが入手出来なかったため、実測値の項目が多くなっています。ご了承ください。

※バッフル穴径(外付け)については、ユニット取り付け時に端子基板が干渉する恐れがあり、削る等工夫が必要です。このユニットは本来中付けを想定した設計だと思われるので、外付けする場合は寸法的にギリギリです。中付け穴径は下の寸法図ガスケット直径参照。

関連リンク:北日本音響株式会社(公式)北日本音響株式会社(日本語公式)



北日本音響(株) F02406H0 寸法図
寸法図

私が実測した寸法図です。正確性を保障するものではありません。参考程度にご覧ください。




所感

秋月電子通商オンラインショップで以前販売されていた、組み込向け製品と思われる安価な小口径フルレンジユニットです。

記事執筆時(2015/6/19現在)、同ショップでは販売が終了しているようですが、下記のRPEパーツ株式会社オンラインショップでは現在でも入手可能のようです。
北日本音響(株) F02406H0 商品ページ(RPEパーツ株式会社)北日本音響(株) F02406H0 商品ページ(RPEパーツ株式会社)

実は、こちらの記事で紹介している、TOPTONE(東京コーン紙製作所) F77G98-6 というフルレンジユニットと一緒に購入していたのですが、F77G98-6を使用したエンクロージャーを作成していたため、買ったことをすっかりと忘れていました(汗)。後片付けをしているときに発見したので、開封して周波数特性・インピーダンス特性を測定してみました。



北日本音響(株) F02406H0 梱包袋 表側
北日本音響(株) F02406H0 梱包袋 表側
北日本音響(株) F02406H0 梱包袋 裏側
北日本音響(株) F02406H0 梱包袋 裏側

ジッパー付きビニール袋にユニット本体が封入されたものが、緩衝材入りの段ボール箱に梱包された状態で送られてきました。表側の写真に見える茶色の四角いものは、コーン保護用の段ボール紙です。




北日本音響(株) F02406H0 梱包袋・内容物
北日本音響(株) F02406H0 梱包袋・内容物

袋を開けた様子です。左から、梱包袋、ユニット本体、コーン保護用段ボール紙です。取付けネジは付属していません。各自、別途用意する必要があります。




北日本音響(株) F02406H0 正面
北日本音響(株) F02406H0 正面

写真では錯覚して大きいように見えますが、口径6cmのユニットなので非常に小さいです。組み込み向け製品ため、基板に接続するためのケーブルと端子が付いています。パソコン用の小型アクティブスピーカー等に使われているユニットなのでしょうか?。

組み込み向け製品にありがちな、中付け使用が前提の構造となっています。外付けでも使うことができると思いますが、見た目が悪くなりそうです。

センターキャップ径は、側面から見えるボイスコイルボビン径と同じくらいのようです。もしかしたら、ボイスコイルボビン直結のメカニカル2wayになっているのかもしれません。




北日本音響(株) F02406H0 裏面
北日本音響(株) F02406H0 裏面

裏面の様子。磁気回路プレートには、以下の印刷があります。
-------------------
F02406H0
8Ω 10W
0435
-------------------

口径6cmのユニットですが、マグネット直径が5cmあり、口径のわりに大きなマグネットを背負っています。




北日本音響(株) F02406H0 裏面・ケーブル
北日本音響(株) F02406H0 裏面・ケーブル

ご覧のように、端子付きのより線が接続されています。




北日本音響(株) F02406H0 端子基板
北日本音響(株) F02406H0 端子基板

端子基板の様子です。写真では白飛びして見づらいですが、下側端子のわきに+の刻印があります。下端子がプラス、上端子がマイナスです。プラス端子側には黄色いケーブルが接続されているので、そちらでも極性判別が可能です。

ファストン端子には青い収縮チューブで絶縁対策がされていました。




北日本音響(株) F02406H0 錦糸線
北日本音響(株) F02406H0 錦糸線

錦糸線はコーン経由の一般的な網線でした。




北日本音響(株) F02406H0 ダンパー
北日本音響(株) F02406H0 ダンパー

小口径のため錯覚して見えているだけかもしれませんが、ダンパーにかなりの厚みがあるように見えます。フレームの切り抜きも大きめになっており、背圧を受けにくい構造、ダンパーの厚みと相まって、ある程度振幅が大きくなることを想定した設計であるように思えます。




北日本音響(株) F02406H0 ダンパー・別角度
北日本音響(株) F02406H0 ダンパー・別角度

ダンパーを別角度から。ダンパーはご覧のように、フレーム枠からかなり盛り上がっています。




北日本音響(株) F02406H0 端子基板・別角度
北日本音響(株) F02406H0 端子基板・別角度

端子基板を別の角度から。左側(黄色線)がプラス端子、右側(白線)がマイナス端子です。




北日本音響(株) F02406H0 ピンヘッダ端子
北日本音響(株) F02406H0 ピンヘッダ端子

ケーブルの先端には、ご覧のような2ピンのピンヘッダ端子が付いています。




北日本音響(株) F02406H0 大きさ比較(表)
北日本音響(株) F02406H0 大きさ比較(表)

他のユニットと並べて大きさを比較してみました。

左から、TOPTONE(東京コーン紙製作所) F77G98-6(口径7.7cm)、F02406H0、FOSTEX FE87(口径8cm)です。口径8cm級ユニットと比較してみると小さいユニットであることが分かりやすいと思います。




北日本音響(株) F02406H0 大きさ比較(裏)
北日本音響(株) F02406H0 大きさ比較(裏)

ユニット大きさ比較。裏側の様子。




北日本音響(株) F02406H0 大きさ比較(FOSTEX FE87と重ねる)
北日本音響(株) F02406H0 大きさ比較(FOSTEX FE87と重ねる)

FOSTEX FE87の上に載せて、重ねてみた様子。




北日本音響(株) F02406H0 大きさ比較(TOPTONE F77G98-6と重ねる)
北日本音響(株) F02406H0 大きさ比較(TOPTONE F77G98-6と重ねる)

TOPTONE F77G98-6の上に載せて、重ねてみた様子。




測定

周波数特性・インピーダンス特性の測定を行いましたので、掲載します。

使用ソフトウェア・測定環境

多機能 高精度 テスト信号発生ソフト WaveGene V1.50 efu氏
高速リアルタイム スペクトラムアナライザー WaveSpectra V1.51 efu氏
入力信号:サインスイープ 20Hz~20kHz
マイク位置:ユニット軸上1m(周波数特性の場合)



  • 周波数特性
先ずは、周波数特性から。


[周波数特性] 北日本音響(株) F02406H0
[周波数特性] 北日本音響(株) F02406H0

100Hz以下はノイズです(おもに自動車のエンジン音)。無視してください。約0.85リットルの密閉箱に取り付けて測定しています。

200Hz~20kHzの範囲がおおむねフラットです。全体的に見ると少々右肩上がりになっており、6.8kHz付近、15kHz付近にディップ、18kHz付近にピークがあります。中域が少々落ち込んでいるようにも見えますね。実際の音を聴いてみないとなんとも言えませんが、ボーカルが引っ込むかもしれません。

10kHz以上のレベルが高いですが、この帯域は耳の感度が落ちるため視聴上問題になることはまずないと思います。また、フルレンジユニットはドーム型ツィーターのように高域の指向性が良いわけではないので、中心軸からちょっとでも外れると直ぐにレベルダウンをおこしますから、ハイ上がりの方が逆に有利である可能性があります。



  • インピーダンス特性
続いて、インピーダンス特性です。


[インピーダンス特性] 北日本音響(株) F02406H0
[インピーダンス特性] 北日本音響(株) F02406H0

グラフの0dBの位置が200Ωにあわせてあります。

f0のピークは約223Hz、インピーダンス値は約32Ω。f0より上の帯域のインピーダンス最低位置(公証インピーダンス測定位置)の周波数は約589Hz、インピーダンス値は約9.5Ωでした。

公証8Ωのユニットとしてはちょっと高めですが、そもそもメーカー発表の公証インピーダンスはかなりアバウトな値ですし、キャリブレーションに使用しているセメント抵抗器の精度も低いので、まあ、こんなもんでしょう。



せっかく買ったので、何かエンクロージャーを作ってあげたいですね。また、ペットボトルスピーカーでも作ろうかな?。
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