AMD Radeon RX 460 GPU 搭載 ビデオカードを買ってみました。

Webブラウジング、ブログの執筆、フリーセルで遊ぶ(笑)くらいであれば、今まで使っていた AMD Radeon HD 6670 GPU搭載 のビデオカード(グラフィックスカード)で何ら問題なかったのですが、とある理由でビデオカードを購入・交換しました。



  • 交換した理由

    新しいPCパーツを買いたかっただけというのが本音(笑)かもしれませんが、一応、以下の2点の理由があります。


    • [その1] PCゲームを快適にプレイしたい。

      実は、2016年8月24日(水)にオープンベータテストが開始、2016年9月28日(水)に正式サービスが開始されたMMORPG 「Tree of Savior」 をオープンベータテストからプレイしていました。

      Tree of Savior 公式サイト(NEXON)Tree of Savior 公式サイト(NEXON)


      最近のゲームにしては負荷が軽い部類だとは思うのですが、プレイヤーが密集しているマップや派手なエフェクトのスキルを使用した時などに処理落ちが目立ち、場合によってはフレームレートが1桁になることもあります。

      全体的にパーツが古い自作パソコンのため、パーツ個々のアップデートは極力控えるつもりでいたのですが・・・我慢できませんでした(汗)。AMDの次世代CPU 「Zen」が発売されたら全体的にアップデートする予定でいるというのに・・・(汗々)。




    • [その2] Windows 10 Anniversary Update によりライセンス認証が改善された。

      私のパソコンOSはDSP版Windows 7 Home Premium (64bit)から、Windows 10 Home (64bit)へ無料アップデートした状態になっています。


      Anniversary Update 以前の Windows 10 ライセンス認証は非常に厳しく、マザーボードやOSインストールHDDなどを交換するとライセンス違反となり、プロダクトIDを入力しなおしても再認証されないというものでした。(ハードウェアの変更を認めない。ハードウェア変更なしの再インストールは当然できます。また、元がWin7, Win8.1からのアップデートだった場合はアップデート前のWindowsからインストールしなおせば、Win10にアップデートしても認証は継承されるようです。)

      これは自作PC派には致命的で、当初は DSP版Windows 7 Home Premium をサポート切れするまで使い続け、サポート切れしたら、パッケージ版の Windows 10 Home を購入するつもりでいました。そのため、あの執拗な無料アップデート勧誘をずっと拒み続けていた(笑)のですが・・・。


      それが、Anniversary Update により Microsoftアカウントと紐づける形で認証する場合においては緩和されるというニュースを見たので、上述のとおり無料アップデートだけは行った状態になっていました。今回はビデオカードを交換することにより、実際に緩和されているのか試してみようという訳です。


      ニュースを見た当時は、DSP版のWindows 7 や Windows 8.1 から無料アップデートを行った場合のみ、この制限に触れるものと私は思っていたのですが・・・今回ブログ記事を執筆するに当たり、ニュースサイトの記事を読み直してみたところ、DSP版からのアップデートに限った話ではない(?)と思えて来ました(事実は未確認)。

      また、ビデオカードの変更くらいでは、この制限は関係ないかもしれない・・・(汗)。








製品の選定

記事のタイトルで「AMD Radeon RX 460 GPU 搭載 ビデオカード~」と書いてしまっているため、どんな製品を買ったかは既にネタばれしてしまっていますが、これを選択した経緯を書いてみます。


パソコンスペック(現状)
  • CPU: AMD PhenomⅡ X4 940@3GHz
  • MEMORY: 8GB DDR2@800MHz(Unganged)
  • MOTHER BOARD: BIOSTAR TA790GX 128M
  • HDD: SATA 2TB
  • OS: Windows 10 Home (64bit)
  • VIDEO1: AMD Radeon HD 6670(Core@800MHz MEM@667MHz DDR3 1024MB)
  • VIDEO2: AMD Radeon HD 5450(Core@650MHz MEM@400MHz DDR3 512MB)



  • 要件

    上述の「交換した理由」と被ってしまう部分がありますが、購入製品に求められる要件をまとめてみました。


    • [その1] コストパフォーマンス重視

      主な目的は「Tree of Savior の快適なゲームプレイ環境を構築する」ということです。前述のとおり、最近のゲームとしては負荷の軽い部類なので、やみくもに高い性能のビデオカードは必要としません。

      ビデオカードに限った話ではありませんが、性能と価格は比例関係にあるため、Tree of Savior を快適にプレイするということを念頭に置いて必要十分な性能のビデオカードを選ばないと、必要以上の性能に掛けたコストは無駄ということになります。


      では、どのくらいの性能が妥当なのか?ということですが、これがなかなか判断が難しい。

      ゲームのはじめ方(Tree of Savior 公式サイト)ゲームのはじめ方(Tree of Savior 公式サイト)によると、ビデオカードの性能条件は以下のとおりとなっています。

      必須環境: NVIDIA® Geforce® 8600 相当 (または同等のATI)
      推奨環境: NVIDIA® Geforce® GTS 450 相当以上 (または同等のATI)
      DirectX®: DirectX® 9.0c以上



      必須環境の NVIDIA Geforce 8600 シリーズは Geforce 8600 GTS(ミドルハイ), Geforce 8600 GT(ミドル) が存在するようで、2007年の NVIDIA GPU ミドルレンジモデルのようです。搭載ビデオメモリはGDDR3 256MB程度。





      また、推奨環境の NVIDIA Geforce GTS 450 は、2010年の NVIDIA GPU ミドルレンジモデルのようです。搭載ビデオメモリはGDDR5 1GB程度。競合他社製品は参考にした記事によると ATI(AMD) Radeon HD 5750 となっていました。




      これらの情報をもとに、公式が推奨する動作環境要件(ビデオカードのみ)を補足すると、ちょっと乱暴な言い方になってしまうかもしれませんが、「2010年版 NVIDIA系 ミドルレンジGPU & ビデオメモリ GDDR5 1GB」 以上の性能を持つビデオカード、または、同等のAMD系GPU搭載機種ということになりそうです。ただし、表記のされ方からNVIDIA系GPUを推奨しているように見えます(もしくは、AMD製品でのバリデーションが不十分?)。


      GPUは世代が進むにつれハイエンドから性能が上昇しますが、ミドルレンジも前世代のハイエンドが降りてくる形で性能上昇するので、2010年から6年後の2016年(今年)のミドルレンジビデオカードから選べば問題なさそうです。ビデオメモリはGDDR5 1GB以上を目標。


      前述のとおり想像でしかありませんが、公式は NVIDIA GPU 推しのように見えます。しかし、現在 AMD Radeon 系ビデオカード2枚と4台の液晶ディスプレイを使用したマルチディスプレイ環境を構築しており、それは変えたくありません。

      1枚のビデオカードで4ディスプレイ出力できれば AMD Radeon にこだわる必要はないのですが、4マルチディスプレイのうち1ディスプレイをフルスクリーンでゲームする場合と、シングルディスプレイ・フルスクリーンでゲームする場合とでは、GPUやビデオメモリの負荷にかなりの違いがあるはずです(特にテクスチャメモリ容量)。なので、ゲームで使用するGPUには余計な負荷がかからないように、2枚のビデオカードに負荷分散したい。

      そのため、メインの AMD Radeon HD 6670 搭載のビデオカードを新しいものに置き換えるとして、サブの AMD Radoen HD 5450 搭載のビデオカードは継続して使おうと思っています。複数メーカー(NVIDIA、AMD)のビデオカード混在はトラブルを招きそうなので、AMD Radoen シリーズから選ぶことにします。




    • [その2] 消費電力を低く抑えたい

      コストパフォーマンス重視と共通する部分もありますが、長時間のゲームプレイでも電気代をあまり気にしないで済む製品を選びたいです。できれば、補助電源を必要としない製品が好ましい。

      まあ、TDP125WのCPUを使っている時点で、何言っているの?(笑)って感じではあるのですが、これ以上消費電力を増やしたくないので・・・(汗)。それに、AMD Radeon HD 6670 GPU も補助電源不要でした。




    • [その3] 最新の動画コーデック H.265(HEVC) のハードウェアデコーダー搭載

      今後普及が見込まれる、最新の動画コーデック H.265(HEVC) のハードウェアデコード機能がついていることが好ましいです。

      Ultra HD Blu-ray、動画投稿サイトでは既に採用が決まっているフォーマットですからね。





開封・取り付け

という訳で、上述の要件をもとに選考しました結果、AMD Radeon RX 460 GPU 搭載 ビデオカードを購入するに至りました。



AMD Radeon RX 460 GPU を選んだポイントは以下のとおり。
  • AMD 最新世代のPolaris 11 GPUコア採用 ミドルローレンジビデオカード。
  • ビデオメモリはGDDR5 2GB。
  • 補助電源なしで動作可能。
  • H.265(HEVC) ハードウェアデコーダ搭載。




AMD Radeon RX シリーズのミドルレンジ製品群には RX 460 の上位機種として、 RX 480(ミドルハイ), RX 470(ミドル) がありますが、これらは補助電源が必要であり性能的にみても 「Tree of Savior」 にはオーバースペックに感じました。





  • 購入した製品はこちら

玄人志向 RD-RX460-E2GB パッケージ
玄人志向 RD-RX460-E2GB


Radeon RX 460搭載 グラフィックボード (PCI-Express) (玄人志向公式製品ページ)Radeon RX 460搭載 グラフィックボード (PCI-Express) (玄人志向公式製品ページ)


製品仕様
  • 型番: RD-RX460-E2GB
  • GPU: Radeon RX 460
  • エンジンクロック: 最大1212MHz ※Boostクロック込
  • メモリクロック: 7000MHz(128bit)
  • ビデオメモリ: 2GB(GDDR5)
  • 出力: DVI-D x1, HDMI x1, DisplayPort x1
  • バス: PCI-Express x16(3.0対応)
  • 補助電源コネクタ: なし
  • 冷却/スロット: 空冷ファン
  • サポート: DirectX 12: ◯, HDCP: ◯, RoHS: ◯, PSE: 非対象, 電波法: 非対象
  • 寸法: 211 x 111 x 38 mm
  • パッケージ寸法 / 重量: 295 x 190 x 70 mm / 約0.7kg
  • 付属品: ドライバディスク
  • 保証期間: 1年

※玄人志向公式製品ページより引用させて頂きました。






 [展開図]玄人志向 RD-RX460-E2GB 梱包箱(上) 
[展開図]玄人志向 RD-RX460-E2GB 梱包箱(左)[展開図]玄人志向 RD-RX460-E2GB 梱包箱(表)[展開図]玄人志向 RD-RX460-E2GB 梱包箱(右)
 [展開図]玄人志向 RD-RX460-E2GB 梱包箱(下) 
 [展開図]玄人志向 RD-RX460-E2GB 梱包箱(裏) 


パッケージ(梱包箱)の展開図は載せる意味があまりなかったかも(汗)。






玄人志向 RD-RX460-E2GB 内箱
内箱






玄人志向 RD-RX460-E2GB 内箱開封
内箱開封






玄人志向 RD-RX460-E2GB 付属品一覧
付属品一覧


解説書、クイックインストールガイドとも、この製品に特化したものではなく、ビデオカードの一般的な取り扱い方法を説明したものです。AMD公式サイトより最新のドライバソフトをダウンロードしインストールする予定のため、ドライバディスクは使用しません。





玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(表)
玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(表)


奥行きが211mmあるため、かなり長いです。ファンサイズも大きく、写真で見ると補助電源が必要な機種と勘違いしそうになりますね。





玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(裏)
玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(裏)


裏面の様子。部品がほとんど実装されていませんでした。





玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(上)
玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(上)


上面の様子。補助電源コネクタはありません。2スロット仕様。





玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(底)
玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(底)


底面の様子。





玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(ブラケット)玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(裏)
玄人志向 RD-RX460-E2GB 本体(ブラケット、裏)


ブラケット面(左)、裏面(右)の様子です。

ブラケット面についているディスプレイ端子は、DVI-D x1, HDMI x1, DisplayPort x1となっています。DVIはデュアルリンクのDVI-D端子となっており、他の端子もデジタル出力のみなので、アナログRGB出力が完全に省かれています。最近のビデオカードは皆そうなのかな?。





AMD Radeon HD 6670 GPU 搭載ビデオカードと大きさ比較
AMD Radeon HD 6670 GPU 搭載ビデオカードと大きさ比較


写真上が今まで使用していた、MSI製 AMD Radeon HD 6670 GPU 搭載ビデオカード、下か今回購入した、AMD Radeon RX 460 GPU 搭載 ビデオカードです。

AMD Radeon HD 6670 を買ったときは結構大きいなと思いましたが、AMD Radeon RX 460 に比べると、大したことないですね(笑)。実際に大きいですが、ぼてっとした黒い合成樹脂製カバーと大きなファンが余計に大きく錯覚させているのかもしれません。




マザーボードに取り付けた様子
マザーボードに取り付けた様子


マザーボードに取り付けました。

右側に見えるのが AMD Radeon RX 460 ビデオカード。このビデオカードを越えるように配線されているケーブルは、マザーボード上のUSB2.0ピンヘッダをPCIブラケット形状のUSB端子へ接続しています。

このマザーボードは一応クロスファイアに対応しており、PCIEx16 形状のPCIEスロットが2本あります(2本有効にすると、動作はx8になる)。マニュアルによると PCIEx16スロット#1 はCPU側ではなく、CPUから離れている側になっているため、AMD Radeon RX 460 ビデオカードもこちらに接続してあります。

CPU側の PCIEx16スロット#2 に接続されているのが AMD Radeon HD 5450 ビデオカードです。1スロットサイズ、ファンレス設計なので小さいです。3Dゲームは無理ですが、デスクトップを拡張するだけならこれで十分。






ドライバソフトのインストール

前述のとおり、ドライバディスクを使用せず、AMD公式サイトより最新のドライバソフトをダウンロードしてきました。


Radeon Software Crimson Edition Graphics Driver Installer for Windows 10 64-Bit 16.9.2 (AMD公式)Radeon Software Crimson Edition Graphics Driver Installer for Windows 10 64-Bit 16.9.2 (AMD公式)

記事執筆時(2016/10/11)に再び上記サイトを見たら「Crimson Edition 16.10.1 Hotfix」が追加されていました。現時点では「Crimson Edition 16.9.2」のみがインストールされた状態になっています。「Crimson Edition 16.10.1 Hotfix」はインストールしていません。


ここでトラブル発生(笑)。スクリーンショットを取り忘れてしまいましたが、ドライバソフトのインストーラーがインストール実行中に「サポートされてないデバイスがあるよ」みたいなメッセージを表示したんですよ。

その時はそのままインストールを続行、最後まで実行されて終了しました。しかし、いやな予感がしたのでデバイスマネージャーを開いてみたところ・・・、


デバイスマネージャー
デバイスマネージャー

「ディスプレイ アダプター」の項目には、

「AMD Radeon HD 5450」
「Radeon(TM) RX 460 Graphics」

の表示があり、一見問題なさそうです。





Radeon(TM) RX 460 Graphicsのプロパティ(全般)
Radeon(TM) RX 460 Graphicsのプロパティ(全般)

Radeon(TM) RX 460 Graphicsのプロパティ(ドライバー)
Radeon(TM) RX 460 Graphicsのプロパティ(ドライバー)


AMD Radeon RX 460 は正常に動作しているようです。
ドライバーバージョン: 21.19.137.1





AMD Radeon HD 5450のプロパティ(全般)
AMD Radeon HD 5450のプロパティ(全般)

AMD Radeon HD 5450のプロパティ(ドライバー)
AMD Radeon HD 5450のプロパティ(ドライバー)


次に、AMD Radeon HD 5450。

AMD Radeon HD 5450のプロパティの全般タブを見ると「このデバイス用にインストールされたドライバーがありません。」という不穏なメッセージが・・・(汗)。
ドライバーバージョン: 21.19.137.1


AMDのドライバソフトインストーラーは「C:\AMD\」配下に解凍したファイルを作るため、今回インストールしたドライバソフトのセットアップ情報ファイル(*.inf)をテキストエディタで眺めてみました。

このファイルによると、「AMD Radeon HD 5450」、「AMD Radeon HD 6670」のエントリーは存在するものの、それらはレガシーデバイスに分類されていました。レガシーデバイスはレジストリに書き込む値や、実行時に読み込むファイル名称が全く記載されておらず、どうやらこれが原因で「このデバイス用にインストールされたドライバーがありません。」ということになっているようです。

ようするに、サポート終了ということですね(汗)。

なんで一見動いているように見えて、実は動いていないなんて回りくどい表示方法する必要があったのかを考えてみたのですが・・・デバイスマネージャーを開いたら 「AMD Radeon HD 5450」 の項目に"!"が付いていて、パソコンに詳しくないユーザーがパニックを起こすのを回避するための措置(?)なの・・・かな?。

まあ、結局のところ動いていない(= 使えない)訳で、素直に"!"がついてくれた方が一目瞭然で良かったかも・・・。


という訳で、使えませんでした。AMDのドライバソフト関連では、以前、こちらの記事で懲りているので、これ以上追求はしません(汗)。



誤解を招くといけないので追記すると、「AMD Radeon HD 5450」、「AMD Radeon HD 6670」はWindows10で使うことができます。ただし、サポートしているドライバソフトは以下で公開されている古いバージョンです。

AMD Display Driver AMD Radeon™ Software Support for Legacy Graphics Products(AMD公式)AMD Display Driver AMD Radeon™ Software Support for Legacy Graphics Products(AMD公式)


今回購入した、最新世代GPU AMD Radeon RX 460 をサポートする最新ドライバソフトは、古いGPU(AMD Radeon HD 5450、AMD Radeon HD 6670)をサポートしていなかったということですね。逆に古いドライバソフトは古いGPUは動きますが、最新世代GPUはもちろんサポート外な訳で・・・(汗)。

同じメーカーのGPUでも世代が離れすぎていると、ドライバソフトのサポート範囲に片方のGPUしか含まれていないことがあるため、はまってしまいますね。

とまあ、ここにきてマルチディスプレイ環境に暗雲がたちこめてしまいました。しかも、安全を見てAMD GPUに揃えたことが逆に仇となろうとは・・・(汗々)。





逆転の発想・・・なのか?(汗)

こういう状態に陥ってしまうとジタバタするしかないので、いろいろ思考を巡らせます。


トラブルの原因は上述のとおり、「同じメーカーのGPUでも世代が離れすぎていると、ドライバソフトのサポート範囲に片方のGPUしか含まれていないことがあるため」なので、それなら違うメーカーのビデオカードを使えばいいのでは!?という逆転の発想(?)を思い浮かびました。

しかしこれでは、わざわざGPUをAMDで揃えた意味が全くなくなってしまいますね・・・(汗)。






NVIDIA Geforce 8500 GT 搭載ビデオカード
NVIDIA Geforce 8500 GT 搭載ビデオカード


最近は使用していなかった、エルザ製「NVIDIA Geforce 8500 GT 搭載ビデオカード」を引っ張り出してきました。捨てなくてよかった(汗)。

上述の「Tree of Savior」の動作環境の必須環境に出てくる「NVIDIA Geforce 8600」の弟分の性能セグメントになるGPU Geforce 8500 GT を搭載しています。

しかし、実性能は NVIDIA Geforce 8600 GT の弟分という表現は正しくないようで、さらに下のランクといった感じのようです。まあ、デスクトップ拡張をするだけなので、それでも問題はありません。

ビデオメモリ DDR2 256MB搭載。






マザーボードに取り付けた様子
マザーボードに取り付けた様子


AMD Radeon HD 5450 ビデオカードを外して、同じ位置にNVIDIA Geforce 8500 GT ビデオカードを取り付けました。



異なるメーカー(NVIDIA、AMD)のビデオカードが混在してますが、実は動作に全く勝算がないわけではありません。Windows 7 から導入された WDDM 1.1 では、異なるベンダーのGPU混在をサポートしているからです。

WDDM(Windows Display Driver Model)の詳細については、以下を参照ください。
Windows Display Driver Model (ウィキペディア)Windows Display Driver Model (ウィキペディア)



さらに、Windows 7 ではOS付属のディスプレイ設定機能としてマルチディスプレイ時の個々のディスプレイ配置や、ディスプレイ回転が標準サポートされており、それ以前ではGPUメーカーが配布している設定ソフトに頼らざるをえなかったことができるようになっています。

これなら突っ込んだことをしない限りNVIDIAやAMDの設定ツールに頼る必要がないため、ビデオカードのドライバソフトさえ動作してしまえば、必要最低限のことはOS側の設定ツールできてしまいます。何とかなりそうです。





Windows Update からドライバソフトを入手1

Windows Update からドライバソフトを入手2

Windows Update からドライバソフトを入手3
Windows Update からドライバソフトを入手


スクリーンショットを撮るのを忘れてしまいましたが、「NVIDIA Geforce 8500 GT ビデオカード」 を取り付けた状態でWindows10を起動すると、デバイスマネージャーでは「Microsoft 基本ディスプレイ アダプター」として認識されます。

とりあえず動いてくれれば良いので、Windows Update からドライバソフトの更新をしてみたところ、NVIDIA純正かMicrosoftの互換ドライバかはわかりませんが、何かしらインストールされたようです。






コンピュータの再起動
コンピュータの再起動


指示に従って、再起動します。






デバイスマネージャー
デバイスマネージャー


ディスプレイ アダプターの項目に、「NVIDIA Geforce 8500 GT」が表示されています。





NVIDIA Geforce 8500 GTのプロパティ(全般)
NVIDIA Geforce 8500 GTのプロパティ(全般)


NVIDIA Geforce 8500 GTのプロパティの全般タブの様子。正常に動作しているようです。






NVIDIA Geforce 8500 GTのプロパティ(ドライバー)
NVIDIA Geforce 8500 GTのプロパティ(ドライバー)


同様にドライバータブの様子。

Windows Updateからドライバソフトをインストールしましたが、インストールされたドライバソフトはNVIDIA純正みたいですね。

更新日付も2016/01/29となっており、「NVIDIA Geforce 8500 GT」登場時期を考えれば、"すごく"新しいです。きちんと更新されているみたいですね。
バージョン: 9.18.13.4195






ディスプレイの詳細設定
ディスプレイの詳細設定


ディスプレイの詳細設定の様子。

図のような4台のディスプレイを使用したマルチディスプレイ環境が出来ました。

ちなみに、ディスプレイ #1, #2 が「AMD Radeon RX 460」に、ディスプレイ #3, #4 が「NVIDIA Geforce 8500 GT」ビデオカードに接続されています。

この状態で使っていますが、今のところ特に問題は出ていません。ゲームは ディスプレイ #2 を使用してフルスクリーンでプレイしています。






Windows10 ライセンス認証
Windows10 ライセンス認証

半分忘れかけていましたが(汗)、ハードウェアを変更しても Windows10 ライセンス認証 がうまくいっているかの件です。


これは、AMD Radeon HD6670 取り外し、AMD Radeon RX 460取り付け、AMD Radeon HD5450 取り外し、NVIDIA Geforce 8500 GT取り付けの一連の作業が全てが終わった後の様子です。

ライセンス認証の項目は「Windows は、Microsoft アカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています」と表示されており、ライセンス認証が正しくされていることが分かります。

まあ、ビデオカード交換くらいでは関係がないのかもしれないんですけどね(笑)。






新旧環境での「Tree of Savior」動作比較

やっとこの話題にたどり着くことが出来ました。途中でもう「ビデオカード交換トラブル」記事でいいんじゃないかな?と思えてきましたよ(汗)。



Tree of Savior タイトル画面
Tree of Savior タイトル画面


図はAMD Radeon RX 460 GPU搭載ビデオカードに変更してから「Tree of Savior」を起動した様子ですが、タイトル画面の右下の部分(クレジットボタンのところ)の表示が乱れていました。Radeon HD 6670 の時はこのようなことはなかったので、ドライバソフトの問題だと思います。

「Crimson Edition 16.10.1 Hotfix」をインストールすれば治るかもしれません(インストール未)。





  • fpsの測定
ビデオカードを交換した効果を確認するために、fpsを測定します。テストケースとしてはいろいろなシーンが考えられますが、今回は特に負荷の高い場所で行うことにしました。

測定ポイントはヴァカリネサーバー フェディミアンマップ(街マップ)女神像前です。プレイヤーキャラクターが特に密集する場所のフレームレート(fps)を測定し平均値を出します。

測定時間は平日の PM11:50 頃です。



ゲームクライアントのグラフィック関連 設定項目は以下のとおり。


グラフィック関連の設定項目
グラフィック関連の設定項目


  • 画面
    • 全画面(フルスクリーン)
    • 解像度: 1920 * 1200 (WUXGA)
    • 垂直同期オン


  • グラフィック設定
    以下のオプションを全てチェック

    • ブルーム適用
    • FXAA適用
    • SoftParticle適用
    • ハイスペックテクスチャ適用
    • 他のキャラクターのエフェクトを見る
    • 環境エフェクト適用
    • 小型、中型モンスターデッドパーツ適用
    • キャラクターシルエット適用
    • カメラ振動使用


  • 性能調整
    • 使用しない


  • ビデオカード

    交換前AMD Radeon HD 6670
    Core@800MHz, MEM@667MHz DDR3 1024MB
    交換後AMD Radeon RX 460
    Core@Max1212MHz(Boost), MEM@7000MHz GDDR5 2048MB


AMD Radeon HD 6670 GPU 環境から AMD Radeon RX 460 GPU 環境への移行は、ビデオカードの取り替えが必要なため2日に分けて測定作業をしています。

測定時刻はだいたい同じなのですが、AMD Radeon HD 6670 GPU での測定の時はともかく、AMD Radeon RX 460 GPU での測定では、ゲーム内イベントが開催されてしまったためかプレイヤー人数が増えたようです。測定中に画面をプレイヤーが横切ったりするとfpsが落ちて安定してくれません。そのため、サンプル数を大幅に増やして平均値を出しています。

また、どちらのケースにも当てはまりますが、このゲームのスクリーンショットの仕様なのでしょうか?。PrintScreenキーを押した瞬間に画面表示されているフレームではなく、その次のフレーム(?)がキャプチャされるようです。PrintScreenキーを押した瞬間のフレームよりfpsが少々低く表示されています。

上述でタイトル画面が乱れる件でも触れていますが、AMD Radeon RX 460 GPU は発売されたばかりなので、ドライバソフトの完成度が低いようです。今後、完成度が上がることにより動作の安定、fpsの上昇が見込まれます。AMD Radeon HD 6670 GPU は発売されてからかなりの時間が経つので、ドライバソフトの完成度は高い状態になっていると思われます。


以上のように、測定方法の問題や測定条件に違いがあるため、フェアで正確な比較とは言えません。なにぶん素人ブログの記事なのでその点はご了承ください。参考程度にご覧頂きますようお願いします。


ビデオカード1回目2回目3回目4回目平均fps
AMD Radeon HD 6670#1#2#3#46.91
AMD Radeon RX 460#01#02 border=#03 border=#048.18
#05#06#07#08
#09#10#11#12
#13#14#15#16
#17#18#19#20
#21#22#23#24
#25#26#27#28
#29#30#31#32
#33#34#35#36
#37#38#39#40
#41#42#43#44


ご覧のように、高い負荷の状態では1fpsちょっとの差しかでませんでした。

普段ゲームをプレイしている場合では、上記グラフィック関連の設定項目の「性能調整」の項目のみを「自動調整」に変更した状態で遊んでいます。

その状態の空いているフィールドマップでは、AMD Radeon HD 6670 GPU では 30~40fps だったのが、AMD Radeon RX 460 GPU では 50~60fps くらい出ているので、交換の恩恵は確実にありました。高負荷時では変化が少ないのですが、交換の意味がなかったということはありません。






おわりに

一緒に「Tree of Savior」を遊んでいる友人にフレームレートの話をしたら、面白い記事を教えてくれました。


【ToS】今後のアップデートのQ&Aとフレームレート最適化問題(CHIMOLOG)【ToS】今後のアップデートのQ&Aとフレームレート最適化問題(CHIMOLOG)

こちらの記事では、国際版「Tree of Savior」のプレイヤーから寄せられた質問に対して、運営が回答したものを和訳されています。国際版「Tree of Savior」はSteamによって運営されています。


この記事の中盤の辺りに「クライアントのパフォーマンス最適化について」という項目があるのですが、そこに興味深い記述がありました。

抜粋すると、プレイヤーキャラのアニメーション処理について触れているのですが、キャラクターの動きを滑らかなアニメーションで表現するためにモーフィング機能を利用してるそうです。この処理はGPUではなくCPU側でおこなっており、現状シングルスレッド処理になっているそう。これをマルチスレッド化するとフレームレートが改善するという内容です。


この回答は今回私が行った測定結果に沿うものです。

どうりでキャラクターが密集する場合のみ負荷が重くなるわけです。フィールドマップで多数のモンスターに囲まれてもさすがにフレームレートが一桁になることなどないのに、別のプレイヤーキャラが1人でも画面内に入ってきた瞬間にガクンとフレーム落ちしてしまいます。


負荷が重くなる要因はGPUではなく、CPU側。それも、プログラム的な実装方法に問題がありましたってことですね。GPUを交換しても改善されない訳だ・・・(汗)。


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