スピーカーユニットメモ ~ScanSpeak(スキャンスピーク) 10cmフルレンジ 10F/8422-03~

ScanSpeak(スキャンスピーク) 10cmフルレンジ 10F/8422-03



ScanSpeak(スキャンスピーク)  10cmフルレンジ 10F/8422-03


仕様

口径:10cm
形式:フルレンジ
インピーダンス:8Ω
最低共振周波数(f0):100Hz
出力音圧レベル:84dB(2.83V/1m)
最大入力:30W
実効振動質量(m0):2.3g
合計Qファクター(Qts):0.58
実効振動半径(a):3.4cm
マグネットサイズ:φ60mm
総重量:0.27kg
バッフル穴径:φ79mm


主な特徴
  • スパイダー背面の空気圧調整
  • ポールピースに銅キャップ
  • NRSC(無共振サスペンションカップリング:特許)を使用したコーティングペーパー振動板を採用
  • SBRゴム製のスピーカーエッジ材採用
Stereo 2012年8月号 データシート(P37)より引用させていただきました。



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ダブルバスレフスピーカー作製(Stereo付録 スキャンスピーク フルレンジ使用)




所感

Stereo2012年8月号(2012/7/19発売)の付録(こっちがメイン?)であるフルレンジスピーカーユニットです。同誌では、以前にもFOSTEX製フルレンジユニットキットが付録したことがありました。(今号はキットではなく完成品。)

私の部屋にはFOSTEX製フルレンジがたくさんあるので、FOSTEXのときは購入を見送りましたが、今号はScanSpeak製ユニットということで、好奇心で買ってみました。予約して購入したので、発売日に配送されてきました。



雑誌のページ間に、段ボールのスピーカー梱包箱が挟まった様な形で送られてきました。



梱包箱(上面)

梱包箱(側面)
梱包箱の様子

写真では分かりにくいですが、梱包箱が簡易エンクロージャーとして使えるようになっています。

エンクロージャーの製作をやってみたことがなくても、興味がある人もいらっしゃると思うので、とりあえず鳴らしてみることができるのは重要ですよね。そういう意味では、いきなり買ってみても大丈夫そうです。



内箱を開けた様子
内箱を開けた様子


ここまで開封すると、ユニットが見えてきます。取付けネジ(6本)付属。

ウレタン製のガスケットは付属していませんでした。フレームのバッフル取付け幅に余裕がありますので、不要と判断したのかもしれません。



ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(正面)
ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(正面)


合成樹脂製フレーム、ラバーエッジ、合成樹脂をコーティングしたパルプコーンのフルレンジユニットです。ルックスもなかなか良いです。

公証10cmですが、実効振動半径が3.4cmなので、FOSTEXの8cmフルレンジFE83Enが3.0cm、10cmフルレンジFE103Enが4.0cmからすると、実質9cmくらいのユニットのようです。

Qtsが0.58で、能率が84dBと低めなので、バスレフ型エンクロージャーで十分な低音が得られそうです。



ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(背面)
ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(背面)


Stereo Full Range Speaker 8Ω 15W PW122012
SCANSPEAK 10F/8422-03
Made in Denmark
の表記があります。

Made in Denmark!?、おお、デンマーク製ですよ!、このためだけにでも買う価値があるかも(笑)。特に、私にはScanSpeakのレギュラー製品には価格的な意味であまり縁がありません(汗)。
2012/12/27 追記
一部に「Made in Denmark」の記載がない製品が出回っているようですが、下記リンクにてその件についての説明が掲載されています。ご参照ください。
「Stereo」2012年8月号付録 デンマーク製スピーカー・ユニットについて(音楽之友社オフィシャル)「Stereo」2012年8月号付録 デンマーク製スピーカー・ユニットについて(音楽之友社オフィシャル)


中心にある穴は、ボイルコイル内の圧力を抜く働きがあるようです。



ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(側面)
ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(側面)


マグネット側より側面を見た様子。フレームは合成樹脂成形品のようですが、補強がされており、強度はあるようです。

端子は、赤い点がある方が+側です。



ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(端子、ダンパー)
ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(端子、ダンパー)


端子、ダンパーの様子。一般的なスピーカーユニットではフレームに直接ダンパーも接着されていますが、この機種ではダンパー専用のリング状フレームが付いており、そこに接着されています。そのため、ダンパー専用フレームの下の隙間より、ボイスコイルボビンを見ることができます。

錦糸線はコーン経由で接続されています。ボイスコイルの引き出し部分は、コーン裏側から見ることができます。しかし、コーン前面では、センターキャップ内にかくれているようで見ることができません。



周波数特性


使用ソフトウェア・測定条件

多機能 高精度 テスト信号発生ソフト WaveGene V1.40 efu氏
高速リアルタイム スペクトラムアナライザー WaveSpectra V1.40 efu氏
入力信号:サインスイープ20Hz~20kHz
マイク位置はユニット軸上正面1mです。


ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(周波数特性)
ScanSpeakフルレンジ 10F/8422-03(周波数特性)


さっそく周波数特性を測定してみました。

80Hz以下はノイズなので無視してください。2kHzあたりから緩やかな下り坂になっています。私の測定環境では、ユニット単体のマグネット部分をクランプで固定して、宙吊りのような状態にして測定しているので、バッフル効果が全く効かないためこのような特性になります。低域はこの状態でも、f0の100Hz付近まで十分に再生しています。

Stereo誌のP37にはメーカーが測定した周波数特性が掲載されていますが、これをみると100Hz~20kHzがほぼフラットになっています。メーカーの測定では大型密閉箱、または平面バッフルで測定しているため、低域の特性が違いとなって表れてきます。

小口径フルレンジのため高域は17kHzあたりまでフラットに伸びており、20kHzもゼロではないため、高域不足の問題はなさそうです。


梱包箱のエンクロージャーでは絶対に不満がでそうなので、何か箱を作ってあげたいところですね。ユニットの特性からして、バスレフ、ダブルバスレフ、共鳴管あたりでしょうか?。Qst、出力音圧レベルの値からすると、バックロードホーンにはあまり向いているユニットではなさそうです。

バスレフ、共鳴管は何回も作っているので、ダブルバスレフにチャレンジしてみたいですね。
※ダブルバスレフエンクロージャーを作りました。 -> ダブルバスレフスピーカー作製(Stereo付録 スキャンスピーク フルレンジ使用) ~設計編~


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