スピーカーユニットメモ ~ダイトーボイス DS-100F~

ダイトーボイス DS-100F




ダイトーボイス DS-100F
ダイトーボイス DS-100F




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ペットボトルスピーカーの製作[ダイトーボイスDS-100F使用]




仕様
  • 形式:10cmコーン型フルレンジ
  • 公証インピーダンス:4/8/16Ω(写真は8Ω)
  • 最低共振周波数f0:110Hz
  • 再生周波数帯域:f0~16kHz
  • 出力音圧レベル:90dB
  • 入力:10W
  • バッフル開口径:φ93mm
  • 重量:400g
  • マグネットサイズ:φ70×8t mm(実測)
※マニュアルが付属していない為、コイズミ無線商品ページコイズミ無線商品ページ ダイトーボイスDS-100Fより引用させて頂きました。
※実測と表記があるものは、私が実際に測定しています。




所感

OEM向けのオーソドックスなパルプコーン、布エッジの10cmフルレンジユニットです。音質はゆったり傾向で刺激的な音は出しません。BGMなど、ゆったりと音楽を聴くのには向いていると思います。

実際に使われている様子を見たわけではないので、あくまで憶測でしかないのですが、中域の質が高く、低域が弱い感じがあり、館内放送などスピーチ拡声目的のシーリングスピーカー、ウォールスピーカー製品なのでは?と想像しています。

中域に独特の張りがあり、アコースティクギターソロやボーカルなどはなかなかの表現力を見せます。しかし、あくまで10cmフルレンジであり、低域も弱いため、オーケストラやパイプオルガンなどをこれ1本で再生するのは難しいです。ただし、このユニットをスコーカー(ミッドレンジ)として使用して、3wayスピーカーを構成するのはありではないかと思います。

フォステクス(FOSTEX)の10cmフルレンジFE103Enのように、センターキャップがボイスコイルボビンに直結したメカニカル2way構造にはなっていません。そのため、高域が20kHzまで伸びきっていないですが、フルレンジとしてはきれいな高域であり、16kHz付近まで再生ができているので、高域不足を感じることは少ないと思います。

公証インピーダンスが4/8/16Ωの3種類がそろっている、最近では珍しい製品であり、複数使用やマトリックススピーカーなどの使い方ができる貴重な存在です。



ダイトーボイス DS-100F(表面)
ダイトーボイス DS-100F(表面)


仕様では入力10Wとなっていますが、写真では20Wと印刷されています。

私が所有しているDS-100Fは10年以上前に購入したものなので、現在流通している製品とは仕様が異なるかもしれません。ご了承ください。それにしても息の長い製品ですね。

以前、実際に使用していたものなので、端子に半田が付着しています。



ダイトーボイス DS-100F(側面)
ダイトーボイス DS-100F(側面)


振動板、センターキャップが紙、エッジは布です。フレームはプレスです。OEM製品のためフレームのバッフル取り付け幅が狭いので、外付けする場合は注意が必要です。



測定

使用ソフトウェア・測定環境

多機能 高精度 テスト信号発生ソフト WaveGene V1.40 (efu氏)
高速リアルタイム スペクトラムアナライザー WaveSpectra V1.40 (efu氏)
efu氏 ソフトウェア公開ページ:http://efu.jp.net/index.htmlefu氏 ソフトウェア公開ページ
入力信号:サインスイープ(20Hz~20kHz)
マイク位置:ユニット軸上1m
※300×250(mm)の簡易バッフルに取り付けて測定しています。


ダイトーボイス DS-100F 周波数特性
ダイトーボイス DS-100F 周波数特性


周波数特性を測定してみました。50Hz以下はノイズです。無視してください。

かまぼこ型ですが、おおむね100Hz~16kHzがフラットです。バスレフ型エンクロージャーを作るとしたら、ポートチューニングは80Hz前後。出力音圧レベル88~90dB程度のドーム型ツィーターを味付けとして追加しても良いかも知れません。




2015/7/29 追記


こちらの記事で、参考資料のためにDS-100Fの周波数特性・インピーダンス特性をひさしぶりに測定しましたので、その結果を掲載します。



使用ソフトウェア・測定環境
多機能 高精度 テスト信号発生ソフト WaveGene V1.50 efu氏
高速リアルタイム スペクトラムアナライザー WaveSpectra V1.51 efu氏
入力信号:サインスイープ 20Hz~20kHz
マイク位置:ユニット軸上1m(周波数特性の場合)
エンクロージャー容量:5リットル(周波数特性の場合)



ダイトーボイス DS-100F 周波数特性(2015/7/29)
ダイトーボイス DS-100F 周波数特性

先ずは、周波数特性の測定結果です。上で掲載している測定結果は簡易バッフルに取り付けて測定を行っていますが、こちらは容量5リットルの密閉箱に取り付けて測定しています。また、50Hz以下はノイズ(自動車のエンジン音等)です。無視してください。

200Hz~16kHzがおおむねフラットで良い特性です。上でも触れているので繰り返しになってしまいますが、このユニットは低域の再生が難しく、ボーカル帯域にウェイトを置いた音作りをしているようで、中域がきれいなので気に入っています。フルレンジとして使うのも良いですが、いつかは3wayスピーカーのスコーカーとして使ってみたいと思っています。




ダイトーボイス DS-100F インピーダンス特性
ダイトーボイス DS-100F インピーダンス特性

次に、インピーダンス特性の測定結果です。仕様のf0は110Hzとなっていますが、実測では160Hz前後でしょうか?。フォステクスの10cmフルレンジのf0は80Hz前後なので、仕様・実測ともにかなり高い値です。老朽化してエッジが硬化してしまっている可能性もありますね。

上でもちょっと触れていますが、館内放送などスピーチ拡声目的のユニットの場合、声を鮮明に再生する必要があるため、低域を意図的に再生しないような設計になっています。f0が高いのは、その設計意図によるものと思われます。


※このユニットを使ったペットボトルスピーカーを製作しています。 -> ペットボトルスピーカーの製作[ダイトーボイスDS-100F使用] #1(製作編)


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