Stereo2013年8月号付録 スキャンスピーク5cmフルレンジ使用 バックロードホーン製作 ~製作編~

前回の記事(2013-08-12)で、Stereo誌2013年8月号付録のスキャンスピーク5cmフルレンジ(5F/8422T03)を使用した、バックロードホーン型エンクロージャーの設計図を掲載しました。

かなり時間が空いてしまいましたが、先日なんとか板カットをして来ましたので、早速組み立てを開始しました。その様子を掲載します。

スキャンスピーク5cmフルレンジ使用バックロードホーン 板取図
スキャンスピーク5cmフルレンジ使用バックロードホーン 板取図


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Stereo誌2013年8月号付録 スキャンスピーク5cmフルレンジ使用 バックロードホーン製作
材料・工具

使用した材料一覧を掲載します。

新規に購入したものは金額と購入店を記載しています。備品と記載があるのもは以前購入したものを利用しています。

名称数量単価
(税込)
小計
(税込)
備考
Stereo 2013年8月号
(ScanSpeak 5F/8422T03
5cmフルレンジ2個,ネジ8個 付録)
12,9902,990amazon.co.jp
北日本音響(株)F00805H0(5cmツィーター)2100200秋月電子通商
MDF材(12x915x1825mm)11,4801,480ジョイフル本田千代田店
板カット代12,7002,700ジョイフル本田千代田店
エアコンパテ(1kg)33481,044ジョイフル本田千代田店
ハンダ1105105ダイソー
吸音材(熱帯魚フィルタ)1--備品
木工用ボンド1--備品
ホットボンド1--備品
フェルト水色(大サイズ)5105525ダイソー
MDF材(6x200x400mm)1105105ダイソー,ツィーターバッフル用
耐震マット1105105ダイソー,ツィーターバッフル用
セロファン製両面テープ1--備品,ツィーターバッフル用
ネジ12--備品,ユニット固定用,ツィーターバッフル固定用
スピーカーターミナル260120秋月電子通商
スピーカーコード(約30cm)2--備品
すずメッキ線1--備品,スピーカー端子ハンダ付け補助
  合計9,374 
材料一覧

今回、初めてジョイフル本田千代田店のカットサービスを利用させていただきました。

精度も大変良く、親切に対応していただきました。また、こんなに部品数が多いのに、カット料金が2,700円で済みました。正直なところ4,000円を超えるのを覚悟していたので(汗)、うれしい誤算でした。MDF材も安かったので、トータルで安くスピーカーを作ることができました。

ジョイフル本田千代田店(公式)ジョイフル本田千代田店(公式)


カットした板の様子
カットした板の様子


次に、使用した工具の一覧を掲載します。

名称備考
ハタガネ45cmサイズ2本,30cmサイズ2本
クランプ60cmサイズ2本,45cmサイズ4本,15cmサイズ6本
コーナークランプ4本
ドライバー 
ビニールシート2畳サイズ
ペンチ 
ニッパー 
半田ごて 
ボンドへら 
ハケ 
雑巾余分なボンドの拭取りに使用
グルーガン 
ヤスリ大サイズ1本,小サイズ1本
ハサミフェルトカット他に使用
工具一覧

今回のスピーカー作製では、MDF材を使用している関係で釘が打てない(割れてしまう)ので、木工用ボンドでの接着が基本となります。そのため、ボンドが乾燥して固まるまでの仮止め工具としてハタガネ、クランプ類は必須となります。45cmくらいのハタガネかクランプが4本は必要です。8本以上あると作業が楽になります。

ハタガネはクランプで行うような通常の板固定の他に、直角に貼り付ける場合(エンクロージャーのコーナーなど)に、これだけで角度を正確に出して貼り合わせることができるのでクランプよりも便利です。コーナークランプを別途用意できない場合、通常のクランプよりもハタガネを優先的に用意したほうが良いようです。

雑巾は板にボンドを塗って貼り合わせた時に、はみ出してきたものを拭取るために使います。

組み立て


スキャンスピーク5cmフルレンジ使用バックロードホーン 組立図
スキャンスピーク5cmフルレンジ使用バックロードホーン 組立図


組み立ての様子を掲載します。上に掲載した組立図を参考にしてご覧ください。写真に記載されている番号は、組立図の板番号と一致させてあります。


先ずは、フルレンジユニット取り付け側の音道(ホーン)の組み立てから。

組み立ての様子(図1)


組み立ての様子(図2)


組み立ての様子(図3)


組み立ての様子(図4)


組み立ての様子(図5)


組み立ての様子(図6)


組み立ての様子(図7)



組み立ての様子(図8)

フルレンジユニット取り付け側の音道(ホーン)が完成した様子。

スロートから真下に伸びる最初の音道が特に細い(幅12mm)のですが、板の張り合わせる角度のずれと板そりの影響でちょっと細くなってしまいました。しかし、ホーン動作への影響はほとんどないと思います。


続いて、ホーン開口側の音道(ホーン)の組み立てです。

組み立ての様子(図9)



組み立ての様子(図10)



組み立ての様子(図11)



組み立ての様子(図12)



組み立ての様子(図13)



組み立ての様子(図14)

開口部側の音道(ホーン)も完成。



組み立ての様子(図15)


音道(ホーン)を塗装している様子。以前はスピーカー内部もニスを使って塗装していました。しかし、ニスは結構高いですし、スピーカー使用時に内部が見えることはないため、お金をかける意味が薄いので、今回は木工用ボンドを水で薄めたものを使って塗装してみました。

木工用ボンドもニスと同じように合成樹脂の皮膜が板の表面にできるので、気密性を高めたり、板の強度を上げたりする効果が期待できます。

ただ、木工用ボンドを水で薄めるときに、ちょうど良い濃度を作るのに難航してしまいました(汗)。薄すぎると1回塗ったくらいでは、ただでさえ良く水分を吸収するMDFではすぐにしみ込んでしまい、合成樹脂の皮膜がほとんどできません。

そのため、重ね塗りの回数が増えてしまうので、複雑な音道をもつバックロードホーンの場合、塗るのが非常に大変な作業になってしまいました。結局のところボンドの濃度を調整しつつ5回も塗っています。ボンドに加える水は少量で良いようでした。



組み立ての様子(図16)

ボンドを塗り終わった様子。ボンドの皮膜ができて光沢が出ました。


組み立ての様子(図17)

エンクロージャーのデッドスペースにエアコンパテを詰め込んだ様子。

エアコンパテが少々あまったので、音道の曲がり角の部分にパテをつけて整形してみました。


組み立ての様子(図18)

スピーカーターミナルを取り付けている様子。

スピーカーコードはフルレンジユニット側とツィーターユニット側の2つに分配されています。


組み立ての様子(図19)

スピーカーターミナルをネジ止めした様子。


組み立ての様子(図20)

スピーカーターミナルを取り付けた部分の内側の様子。

ホットボンドを塗りつけてコードを引き出した穴の隙間をうめています。私は手を抜いて(笑)ホットボンドで済ませましたが、音質優先ならエポキシパテで固めたほうが良いです。


組み立ての様子(図21)

音道(ホーン)の開口部付近にフェルト(吸音材)を貼った様子。

ホーンから漏れてくる中高域を防ぐためにフェルトを貼ります。フェルトがかなりあったので開口側の音道がほぼ覆うくらいまで貼りましたが、本来はここまで貼る必要はありません。

ホーン開口部からホーン内部を見たときに、見えている範囲を覆うくらいで良いです。


組み立ての様子(図22)

空気室に吸音材を貼り付けた様子。撮影に失敗してピンボケしてしまいました(汗)。

ユニットの後ろ側の板1面に貼り付けました。こちらは熱帯魚フィルタ(ポリエステルウール)を使っています。


組み立ての様子(図23)

ホーン開口部側の側板を貼り付けている様子。写真を撮り忘れていますが、この後フルレンジユニット取り付け側の側板も貼り付けています。


組み立ての様子(図24)

外側にフェルトを貼り付けている様子。

当初はラワン合板で作ろうと思っていたので、木目を生かしてニスを塗るつもりでいたのですが、ジョイフル本田でMDF材が安く売られているのを見つけてしまったため(笑)、MDF材で作ることに変更したので、木目がなくなってしまいました(MDF材は木屑を固めたようなものなので木目がない)。そんな訳で、今回もダイソーフェルトを貼っています。


組み立ての様子(図25)



組み立ての様子(図27)



組み立ての様子(図29)

全体にフェルトを貼り付けた様子。


組み立ての様子(図26)

ツィーターバッフル作成の様子。

ツィーターが中付けタイプなので、ダイソーのMDFでツィーターバッフルを作りました。


組み立ての様子(図28)


組み立ての様子(図30)

フェルトを貼り付けて、よけいな部分を切り落として完成。


組み立ての様子(図31)

ツィーターバッフルとエンクロージャーが接触する部分のスペーサーとして、耐震マットというものをダイソーでみつけたので使ってみました。衝撃や振動を吸収する素材でできているようです。


組み立ての様子(図32)

ツィーターバッフルの裏側にユニットを取り付けた様子。

ユニットの脇に耐震マットを小さく切って貼り付けました。


組み立ての様子(図33)

ツィーターバッフル正面の様子。

ヤスリで削ってショートホーンのような形状にしてみました。精度がいい加減なので(汗)、ホーンとしての効果があるのか微妙ですが(笑)。


エンクロージャーが完成しましたので、数日間ボンドの乾燥を待った後に測定・試聴を行いたいと思います。

次回に続く・・・




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